FLD名古屋北店の岩井です。
11/22 自作ハンドメイドソルトウォータースピナーベイト、
『シーバススピン』のテスト釣行。
サバスピンとからかわれる程、鯖は釣れるけどシーバスが釣れずに
ずっとお蔵入りしていた、シーバススピン。
1年前から、その原因を調査していました。
今年の1月。
シーバススピン・プロトのグローに光る目玉が取れて仕舞い、
クロソイがルアーで狙える釣り堀で、
目玉がが取れたシーバススピンを使ってみました。
すると、今まで鯖は釣れてもシーバスは勿論、クロソイも釣れなかったシーバススピンが、
釣果を出し始めたのです。
「そうか、目玉が原因か!?」
それが分かって、以降ワームスピンから張り出した目玉を付けるのをやめました。
すると、ワームスピンも良く釣れています。
「目玉の張り出しが原因? それとも目玉の下のグローシートが原因?」
今回、その調査の為に
①張り出し目玉+グローシート
②張り出し目玉+グローシートなし。
③目玉なし+グローシートなし。
を用意して比較釣行。
結果、②&③に釣果あり、①に無し。
結論は、
《ルアーの目をグローにしてはいけない!》
でした。
では、ルアーにグローは使ってはいけないのでしょうか?
そこで、ブレードのテストもしました。
①銀ピカの金属ブレード
②銀ピカの金属ブレード+グローシート縞々
③透明プラスチックブレード
を用意して比較釣行。
結果、①&②&③に全て釣果あり。
結論は、
《ブレードは、銀ピカ、グロー、透明、全て問題なし。》
でした。
グローカラーは、人間には
「より釣れそう!」
と、思いがち。
しかし。
①サバスピンとからかわれたシーバススピンは、ローライトな早朝に鯖を連れてきた。
②閉園前の薄暗くなったエリアトラウトでは、真っ暗になる直前の30分間、
グローのミノーばかりが釣れた事があった。
③ボートアジング(バチコン)に於いて、
グローのワームが強く、コレを軸にカラーローテーションすると良い。
…などの経験から、
グローは、ローライト(曖昧な明るさ)な環境が必要で、限定的な使い方を求められる。
しかも、好む魚、好まない魚があるかも知れないし、グロー発光の強さも釣果に関係あると感じる。
TPOを考えさせられる限定的な使い方、難しさがあると思います。
よって、よりオールラウンドな環境で釣れるルアーを作るためには、
《ルアーの目をグローにしてはいけない!》
でした。
これまで『シーバススピン』は、
シーバスがワラワラと現れて追尾するものの、
喰う直前で反転する魚が殆どでした。
目玉をグロー発光させないことで、
今回、やっとシーバススピンでセイゴながら、シーバスが釣れて、
「ルアーの目をグローにしてはいけない!」
「魚にとって、どんなに魅惑的なルアーであっても、嫌な要素が一つでもあれば、魚は口を使わない」
…ことを、魚から教わりました。
シーバスが釣れない原因が、
長いことわからなかったことが理解できて、
仕事上がってから徹夜でテスト釣行した甲斐がありました。
今回はとても有意義な釣行となりました。
そうそう、ウグイさんの写真。
コレは『ワームスピン・ナノ』をキャロで釣れた写真。
手前味噌ですが、目玉なしにさえすれば、
『ワームスピン・ナノ』も
多くのフィッシュイーターを虜にしてしまいます。
この記事は、皆様の釣りの一助になればと思い、掲載した次第です。
様々なご意見があるかと思いますが、あくまで個人の検証、感想。
参考まで。